
旅の始まりは、南仏アヴィニヨン(Avignon)の町から。まずは腹ごしらえに、オーベルジュ(auberge:宿泊設備を備えたレストラン)ラ トゥレイユ(La Treille)へ。大きな木の茂る心地良いお庭で、ゆっくりと楽しむ食事の時間。

ロゼワインで、南仏プロヴァンスの夏に乾杯! ところでこのワイン、ピンク色に少しだけグレーを流し込んだような、いままでに見たこともないようなニュアンス(色合い)。また、ワインの温度とお天気の取り合わせがいいからか、喉にスーッと入ってくる感じ。

ラ トゥレイユでいただいた主菜。最近食べたお魚料理の中で、一番美味しかった一皿。火の入れ加減が最高でした。

ラ トゥレイユのお庭。緑に囲まれ、花に包まれ…。

食後はお庭をお散歩。この先、特に予定があるわけではないので、のんびり、ゆっくり。

夕方、お世話になるシャンブル ドット(chambre d'hote:民宿)へ。その名は、ラ ターブル デュ ボナー(La Table du Bonheur)。日本語にしたら「幸せのテーブル」という感じでしょうか。

ラ ターブル デュ ボナーは、標高1060メートル、お山の中の一軒家。辺りにはラベンダー畑が広がっています。何だか、田舎のおじいちゃん、おばあちゃん家に来たような感じ♪

泊めていただいた民宿の中庭。たくさんのお花に囲まれながら、ここで朝ご飯や夕ご飯をいただく。

「幸せのテーブル」の名の通り、本当に美味しいお料理ばかり。実はここのご主人、以前は二つ星レストランのシェフ。

「お好きなだけどうぞ(おかわり自由)♪」と言って出された地酒。ここの気候風土に合っているのか、本当に美味しく感じた。

ラベンダーには大きく二種類ある。一つはラヴァンジン(lavandin)と呼ばれる丈の高い種で、標高の低い土地で栽培される、開花時期の早いもの。もう一つが、ラヴァンド ファン(lavande fin)と呼ばれる丈の低い種で、標高の高い土地で栽培される、開花時期の遅いもの。写真のラベンダーは、ラヴァンド ファン。ラヴァンジンに比べて香り高く上質なため、香水などに利用される。

まさに、こんな風景が見たくて旅に出た私達。ただただ、嬉しい…。

僕が子供の頃、両親に連れられて一面のチューリップ畑を見に行ったことがある…。そして、その時の風景が、いまも記憶に残っているように感じる…。写真は凪さん。一面のラベンダー畑が、彼女の記憶に残るかどうかは分からないけれど、今を楽しんでくれたら嬉しい。

これは、ラヴァンジン(lavandin)と呼ばれる丈の高い種。標高の低い土地で栽培され、開花時期が早い。

ソー(Sault)の町にて。ここは、南仏ラベンダー巡りの拠点になるところ。

南仏プロヴァンス、ゴルド(Gordes)の村。写真のように、村はずれから見た村の姿も美しいけれど、村の中から見たリュベロン(Luberon)地方の風景もこれまた素晴らしい。

南仏、セナンク修道院(Abbaye Notre Dame de Senanque )。「いつの日か、ラベンダーの咲く頃に来てみたい…」と、以前から思っていた場所。そしてようやく、その夢が叶いました。

セナンク修道院のラベンダー畑。狭い谷底にある畑は、一面、紫に…。

南仏プロヴァンス、セナンク修道院にて。ラベンダーの花を揺らしながら、夏の風が静かに渡って行きます。

ゴルド。この村に来るたびに、いつも立ち寄るクレープ屋さん。私達の旅は、さして予定もない気ままなもの…。だからのんびりと、気の済むまでそこで過ごす。

南仏プロヴァンスには、写真のような鷹ノ巣村が多い。高い山の頂や中腹に、折り重なるようにして家々が立つ。また、村の中には迷路のような小径がのびていたり、村からの眺めも素晴らしいところが多く、とても楽しい。

南仏プロヴァンス、メネルブ(Menerbes)の村にて。サングラスに、夏服を着た凪さん。すでにバカンス ルックが様になっている?

南仏プロヴァンス、ラコスト(Lacoste)の村のレストランにて。視界いっぱいに広がる、この景色に魅せられてしまう。南仏の夏を感じる、本当に贅沢なひととき…。

南仏プロヴァンス、ボニュー(Bonnieux)の村にて。レストラン ル フルニル(Le Fournil)のテラスでくつろぐ凪さん。お向かいは村の雑貨屋さん兼お土産屋さん。何を買ってもらおうか画策中?

パリを離れ、南仏プロヴァンスを旅する間は、私達にとって夢のひととき…。日常を忘れ、時が経つのを忘れ、ジッ、ジッ、ジッと鳴く蝉の声と、照りつける日差しと、穏やかな風に、ただ身を委ねる…。