2007年10月19日（金） 冬を告げるチーズ
フランスにはたくさんのチーズがありますが、その中に、秋から翌年の春までしか販売されないチーズがあります。
それは、スイスとの国境にあるモン ドール（黄金の山）という地域で作られる、モン ドール（Mont d'Or）という名のチーズ。
先日、チーズ好きの友人と話をしていた時に話題になり、食べたくなって買ってきました。
チーズの専門店で買うとなかなか高価なのですが、街中のスーパーマーケットで買えば約4ユーロ（約600～700円）とお手軽なお値段。
とても柔らかいチーズで、エピセア（Epicea）という木（もみの木の1種）の皮が巻かれ、さらに木箱に入っています。
この木箱に入ったままのモンドールの真ん中に穴を開け、カルヴァドス（calvados：りんごから作った蒸留酒）または白ワインを注ぎ、オーブンで温めます。
そして、トロトロに溶けたらスプーンですくって食べたり、茹でたじゃがいもなどにつけて食べたりするのがお薦めです。
残ったらまた明日食べようかな…なんて思っていたけれど、あまりの美味しさに、あっという間に食べ切ってしまいました。
フランスのチーズ、モン ドール。
チーズ屋さんの店先やスーパーにこれが並んだら、もうすぐ冬…。
茹でたじゃがいもににんじん、玉ねぎ。そして美味しいパン。
アンディーヴ（endive：チコリー）のサラダも添えて、豪華な夕ご飯。