2007年08月24日(金) 想いを込めて

写真は、フランスの伝統的な焼き菓子。

実はこれ、日本からパリにご旅行でいらっしゃった高野さんご夫妻が、わざわざ持って来てくださったもの。
言うなれば、日本からフランスに逆輸入(?)されたフランス菓子なのです。

高野さんは、埼玉県の川口市でフランス菓子のお店、アルカイク(Archalque)を営む方。

店名のアルカイクとは、フランス語で古典的な~とか、古風な~という意味。
文字通り、フランスの伝統的な焼き菓子を中心に、ケーキやジャムなどを作っていらっしゃいます。

日本だけでなく、フランス パリでも3年間の修行を積んだ高野さん。
今回のご旅行では、パリにお住まいのお友達にお会いになったり、お菓子用の道具を調達したりすることの他、新しいアイディアも探していらっしゃるようです。

なお、高野さんのお菓子を初めていただいた感想は、とてもしっかりしている…というもの。
1つ1つ丁寧に、そして真面目に作ったという感じが、伝わってくるお菓子でした。

また、このことは、高野さんのお人柄によるものだと思います。
奇をてらわず、基本的なものを、想いを込めて作る。
そんな高野さんの姿勢が、お菓子からも、そして、お話からも感じられました。

フランス パリ アルカイク
1つ1つ丁寧に作られた高野さんのお菓子。
フランスの、伝統的な焼き菓子そのもの。

フランス パリ マカロン
マカロン。
10種類もの味と香り。
お気に入りの紅茶とともにいただきました。

フランス パリ お菓子
左は、ドフィノワ(dauphinois)。
ドフィノワとは、ドフィネ地方の~という意味。
その昔、フランスの南東部、今のグルノーブル(Grenoble)周辺を、ドフィネ地方と呼んでいたことに由来する。
1口食べると、クルミの香ばしい、どこか昔懐かしいような味。
一方、右は手作りのコンフィチュール(confiture:ジャム)。
上がほおずき、下はエキゾティック。
まだ開けてみていないけど、バゲットに塗って食べてみたい。