2007年03月21日(水) 指定席のあるカフェ

今日、クローズリー デ リラ(La Closerie des Lilas)というカフェに入りました。
私達の住むリュクサンブールの隣り、ポール ロワイヤル駅を出たところに、そのお店はあります。

パリの左岸、モンパルナス界隈は、藤田 嗣治をはじめとするパリ派の画家達が愛した街。
彼らが溜り場にしていたカフェが、今も残っています。

またこのカフェは、マン レイやサルトル、ヘミングウェイなどの文化人が通ったお店。
店内のいくつかのテーブルには、当時彼らが好んで座った席(暗黙の指定席?)に、その人の名を刻んだプレートが取り付けてありました。

なお、日本には「文人墨客(ぶんじんぼっかく:詩文や書画などの風流に親しむ人、風雅の道に携わる人)に愛された店…」なんて言い方がありますが、ここフランスも同じなんだな~と思いました。
フランス文化とカフェとの繋がりを感じさせる、雰囲気のあるお店でした。

フランス パリ レストラン
カフェの隣りには、雰囲気のいいレストランもあります。

フランス パリ カフェ
カフェに通った文化人達の名前が刻まれたプレート。
この席は特に人気があったのか、4人もの名前が…。

フランス パリ レストラン
写真中央は、画家であり写真家でもあったマン レイが好んだ席。

フランス パリ カフェ
クロズリー デ リラの灰皿をいただきました♪
僕は煙草は吸わないけれど、大切にしたいと思います。