2007年03月20日(火) 新聞は無料に?

パリのメトロの駅では、新聞を一回り小さくしたようなフリーペーパー(無料の情報誌)が、毎日配布されています。
駅構内に専用の棚があってそこに置いてあったり、駅の出入口で人が配ったりしています。

内容は、トップニュース、政治、経済、文化、スポーツなど、市販の(有料の)新聞に遜色なく、その上、その日のテレビの番組表まで載っています。

フランス語などさして読めもしないのに、無料となると手が出てしまう私ですが、写真も多く掲載されているので、ペラペラと眺めるだけでも、世の中の動きを感じることができます。

なお最近では、市販の新聞を買わずにフリーペーパーだけで日々の情報収集を済ませてしまう人も多いようで、従来の新聞社は広告収入が減少し、大変なのだとか…。
そして数か月前からは、フランスの有力紙「ル モンド(Le Monde)」までもが、「ル マタン(Le Matin)」というフリーペーパーを発行し始めました。

皆さまもご旅行でパリにいらした時、是非、フリーペーパーをお手にとってご覧ください。

ただし、似たような冊子で、人が配っているものの中には、受け取るとお金を請求されるものもありますのでご注意ください。
またその場合には、「いらない」という意思表示とともに、すぐに返せば大丈夫です。

フランス パリ 新聞
フリーペーパーの「メトロ(metro)」。
広告中心の日本のフリーペーパーとは趣が異なります。

フランス パリ 新聞
こちらは「ヴァン ミニュッ(20 minutes)」。
文字通り、20分で読めるという適度な情報量が人気の理由。

フランス パリ 新聞
夕方に配布される夕刊タイプ「ディレクト ソワー(Direct soir)」も。