2006年12月20日(水) 連れて帰りたい…

昨日から、急に冷え込んできたパリの街。
外を歩いていると、耳や指先が痛いくらいです。

夜遅く、セーヌ河にかかるアルシュベッシェ橋の上を歩いていたら、仔猫が1匹…。

「あれ…、この寒いのに何してるの?」
「ニャ…(かすかな声で)」

仔猫はゆっくり近づいてくると、相方の足にまとわり付いて頭をこすり付けたり、ブーツの上にちょこんと座ったり。

しばらくそんなふうに過ごして、私達は再び、パリの左岸に向かって歩き始めました。
仔猫はゆっくりと後からついて来ましたが、もう1度「ニャ…」と鳴いた後、そこに留まってしまいました。

橋を渡りながら何度も振り返ってみる私達…。
その影は、やがて小さくなり、見えなくなりました(あぁ、ホントは連れて帰りたかった…)。

フランス パリ 仔猫
深夜、セーヌ河にかかる橋の上で出会った仔猫。
「今夜は冷えるね…」

フランス パリ 仔猫
足にまとわり付く仔猫。
頭をこすりつけたり、体をこすりつけたり。

フランス パリ 仔猫
時には、ブーツの上に乗ったり…。

フランス パリ ノートルダム寺院
アルシュベッシェ橋から見たノートルダム寺院。
本当は、こんなに明るくライトアップされているわけではありません。
カメラの夜間撮影用の機能を使って撮ったから。