2006年09月23日(土) 骨董日和

先日、骨董商を営む方から骨董市の招待状(入場券)をいただいたので、今日、ご挨拶も兼ねて出かけることにしました。

今日はスッキリとした秋晴れの1日、絶好の骨董市日和です。
パリ郊外、セーヌ河の中洲で開かれているその骨董市は、大勢の人たちで賑わっていました。

そして、出店しているお店の多さや店先に並べられた品物の多さ、さらには骨董市を訪れる人々の多さを見て、あらためて、フランス人が古いものを大切にする思いの深さを感じました。

なお、パリの街中にある建物は総じて古いので、おのずと各家庭のお部屋の中も古い雰囲気になります。
そのため、インテリアを買い揃えたり、買い足したりする場合や、生活雑貨を買ったりする場合には、骨董品が選択肢にあがるのでしょう。

また、街中にあるデパートの家具売り場や生活雑貨のコーナー、さらには、郊外にある家具専門店などには、必ずと言っていいほど、アンティーク調の(一見、骨董品のような)家具が売っています。

フランス パリで骨董市が盛んなのも、また、人々が古いものを大切にするのも、日々の生活に根差した自然なことなのかも知れません。

フランス パリ 蚤の市
お天気にも恵まれ、たくさんの人々で賑わう骨董市。

フランス パリ 骨董市
会場内にはたくさんの通りがあり、中には屋根の付いたアーケードのようなところも。
値の張る美術品や絵画なども並んでいます。

フランス パリ 蚤の市
無造作に並べられたほうろうの水切りかごやお弁当箱。
たくさんの品物を見ていくうちに、少しずつ相場が分かるようになってきました。

フランス パリ 骨董市
子供用の乗り物にトラクターがあるなんて、さすが農業大国のフランス。

フランス パリ 蚤の市
広~い会場内を歩き回って、足が棒になってしまいました…。