2006年06月25日(日) 古くて、暗くて…

今日は雨…。
時折強く降ったり、また小降りになったりするけれど、1日中の雨降りです…。

さて、今日はパリのアパートについて。
先日、日本から来た知人がパリにアパートを借りたのだけれど、部屋が古くて、暗くて、嫌なのだとか…。

パリの中心部、特に、全部で20区あるうちの1桁区(1区~9区)について言えば、古い建物が多いので、お部屋も古いところが多いかも知れません。

ドアや窓の建て付けが悪くて開け閉めがスムーズにできなかったり、木製の階段や床がギシギシと音を立てたり、部屋の中が薄暗くて埃っぽかったり…。
さらに、電気やガス、水道などの設備が古かったりと…。

私達もパリに来た頃には、アパートの造りや設備について驚くことがたくさんありました。
しかし数年住んでみて、ようやく日本のようにはいかないことを理解したのです。

最近では、ギシギシと鳴る床を足で踏みながら、「おっ、パリの鴬張り(うぐいすばり)だな?」なんて言う余裕も…。

パリのアパルトマンなんて言うと聞こえは良いかも知れませんが、実情は以上の通りです。

フランス パリ アパート
きれいに磨かれた木製の螺旋階段。
きれい好きな管理人さんの賜物です。
僕が知るパリのアパートの中では、1番きれいな階段かな。

フランス パリ アパート
階段の手すりにも年季が入っています。
また、踏み板の中央部分(最も人が歩く部分)は、長い年月の間に磨り減って、凹んでいます。

フランス パリ アパート
部屋のドアとノブ。
ノブはドアの中央に付いていて、押したり引いたりするために使います。
日本の様に、ドアの端に付いていたり、回したりはしません。