2006年06月20日(火) 期末テスト

期末テスト…。
この言葉を最後に聞いてから、いったいどれだけの月日が流れたでしょうか(若かりし頃を想い出す)…。

3月から習い始めたパリの市民講座、フランス語の授業も学期末を迎え、今日、期末テストが行われました。
回を重ねるごとに授業の内容も難しくなり、最近ではついていくのも大変でしたが、しかしその一方で、「市民講座のテストなんて…」と、どこか高をくくっていたのです。

しかし、テストが配られて、問題を見た途端、頭の中は真っ白に…。
その内容は、大きく5つの部分から成っていました。

  1. 文章を読み取る力を試す問題
    やや長めの文章を読み、それに続く設問に答えるもの。

  2. 文章を書く力を試す問題
    テスト用紙の中に一通の手紙が記されており、それを読んで、返事を書くもの。

  3. 聞き取る力を試す問題
    先生が読みあげる文章を聞き、その内容を理解して、テスト用紙の設問に答えるというもの。

  4. 話す力を試す問題
    テスト中に、試験官に生徒が一人ひとり呼び出されて、試験官の質問に口頭で答えるというもの。

  5. 文法の理解力を試す問題
    テスト用紙の中に記された文章に合うように、名詞や動詞を変化させたり、正しい前置詞を記入したりするもの。

そう、読む、書く、聞く、話す、そして文法という、総合力が試されるテストだったのです。
設問のあまりの素晴らしさに関心し、しばし見とれて(?)しまいました…(そんな余裕はないですが)。

また、やはり言葉(フランス語)は、この国で、そしてこの街で生きていくために必要な道具なのだと、あらためて思い知らされました…。

フランス パリ パンテオン
テストを終え、呆然とパリの街をさまよい歩いていたら(かなり大袈裟)、目の前に夕日に輝くパンテオンが…。
あぁ、癒される。