2006年02月15日(水) RERに乗る

パリの公共交通機関には、メトロやバスのほかに、RER(Reseau Express Regional:高速郊外鉄道)があります。

RERは、パリ市内と郊外とを結ぶ重要な交通手段。
皆さまの中にも、ご旅行でパリにいらした時、シャルル ド ゴール空港からパリ市内や、市内からディズニーランド、市内からヴェルサイユ宮殿などへお出かけになった際に、ご利用になった方がいらっしゃるのではないでしょうか。

なお、初めてRERに乗る時でも、行き先の駅名を頭に入れておけば大丈夫。
まず、切符を買う時に、駅の窓口で行き先の駅名をしっかりと駅員さんに伝えます(もしくは紙に書いて見せます)。

続いて、切符を買ったら駅構内にある路線図を見て、行き先の駅名があることを確認しながら電車に乗るためのホームを探します。

なお、ホームにある電光掲示板には、次に来る電車の停車駅がオレンジ色のランプで表示されていますので、行き先の駅名にランプが点いていることを確認してください。
行先の駅名にランプが点いていない電車に乗ると、その駅を通過してしまったり、別の路線に行ってしまったりするので注意してください。

フランス パリ RER
リュクサンブール駅からシャルル ド ゴール空港へと向かうRERの電光掲示板。
次に来る電車が、GARE DU NORD駅(北駅)までは各駅に停まりますが、そこから先はAEROPORT CHL DE GAULLE 1駅(シャルル ド ゴール空港1駅)まで停まらないことを示しています。

また、右下のTRAIN LONGにランプが点いているのは、次に来る電車が長い車両編成であることを示しています(反対に、TRAIN COURTは車両編成の短い電車という意味)。

さらに、電光掲示板の下にある EKLI の表示は、次に来る電車の名前。
RERの各電車には、行き先などに応じてアルファベット4文字からなる名前が付いています。
そして、その最初の1文字は、電車の行き先を示しています。
たとえば、E で始まる電車は、パリ市内からAEROPORT CHL DE GAULLE 2駅(シャルル ド ゴール空港2駅)行きになります。