2005年03月29日(火) バスティーユの敷石

フランスはパンの国。
美味しいパンがたくさんあります。

パリに来てすぐの頃は、「大好きなメロンパンもないし、あんパンも、蒸しパンもない…」と少々物足りなかったのですが、近頃はパン屋さんに行くたびに、田舎パンやレンガの様な形のパンなど、いろいろと試して楽しんでいます。
また、これらのパンはバゲット(baguette:いわゆる普通のフランスパン)よりも少々お値段が高いのですが、味が濃く、そして、個性的なものが多いのです。

今日は、ぺーヴ バスティーユ(Pave Bastille:バスティーユの敷石)という名のパンを選んでみました。
バスティーユの敷石とは、有名なバスティーユ広場に敷いてある石(石畳)のこと。
かなり厚みのある、しっかりとした石です。
まさに、このパンの様な形(写真のパンは、すでに切ってありますが…)。

パン屋さんのマダムに…

「トロンシェ、スィル ヴ プレ(trancher s'il vous plait:切っていただけますか)」

…とお願いすると、専用の機械で食べ易い薄さに切って、可愛らしいパン袋に入れてくださいます。
裸で手渡されるバゲットは数時間で硬くなってしまいますが、これなら翌日も美味しく食べることが出来ます。

フランス パリ パン
これが、バスティーユの敷石だ!