033 パリを歩けば犬にあたる

パリの街を歩いていると、リード(首輪につなぐ紐)を付けずに歩いている犬をたくさん見かけます。
また、どの犬も良く躾けられていて、吠えたり、暴れたりすることは少ない様です。

なお、パリに来て以来、毎日たくさんの犬を見ていたら、犬の年齢と飼い主との関係(歩き方)における、ある法則を見出しました。

若い犬は、飼い主よりも前を歩き、頻繁に立ち止まっては飼い主を振り返り、その顔色を見て、またトコトコと前を歩いて行きます。

また、大人になった犬は、飼い主の脇について歩き、時々飼い主の顔を見上げては、その時々の自分のあり方を認識している様です。

そして、歳とった犬になるほど飼い主の後を歩き、飼い主の後ろ姿を確認しながら、付かず離れずトボトボと歩いて行きます。

何だか、犬と飼い主との息の合い方や信頼関係、付き合いの長さなどを見ているようで、興味深く眺めてしまいます。

皆さまもパリの街でリードの付いていない犬を見かけたら、この法則(?)を思い出してください。