006 グレンドージュ
ホテルやレストランの格付けで有名なミシュラン ガイド。
その中でビブ グルマン(お手頃なお値段で美味しいお料理を食べることができるお店)として紹介されたレストランを実際に訪ね、お料理や雰囲気、ワインなどに関する私達なりの感想をお伝えいたします。
今回は、凱旋門から程近い、「凱旋門通り」にあるレストランをご紹介いたします。
凱旋門から歩いて5分ほど。
静かな凱旋門通りにあるレストラン。
【レストランの概要】
パリで最も有名な観光地の1つ、凱旋門。
そのすぐ近くに、凱旋門通りはあります。
ご紹介するレストランはその凱旋門通りにあり、また、最寄り駅はシャルル ド ゴール エトワールなので、お邪魔するまでは、どんなに賑やかな場所にあるのだろうと思っていました。
しかし実際に訪ねてみると、凱旋門通りは静かな細い通り。
またお目当てのレストランは、そこにひっそりと佇んでいました。
●店名
グレンドージュ(Graindorge)
●所在地
15 rue Arc de Triomphe 75017 Paris
白を基調とした、可愛らしい外観。
【お料理】
お料理も、お味も、いかにもフランスで食べる、フランス料理らしいもの。
きれいに磨かれたお皿に、美しくお料理が盛られ、見た目にも美味しそうです。
なお主菜には、じゃがいもとにんにくが丸ごと入った付け合せが付いていて、なかなかパンチが効いていました。
また、前菜、主菜、デザートと食べていくと、「ちょっと多いかな?」と感じるくらいの量。
しかし食べきれないほどではありません。
さらに、ワインリストを拝見したら、お手頃かつ美味しそうなワインがたくさん揃っていました。
また、文字の大きさや行間などもちょうど良く、非常に見やすい印象でした。
しかもその中に、珍しいレ ボーの谷(Les Baux de Provence)の白ワインを発見!
初めの1本は、迷うことなくこれをいただきました。
なお私達は、赤白1本ずつ2本のワインをいただきましたが、ミシュラン ガイドによれば、このお店はビールリストがご自慢とのこと。
ビールがお好きな方は是非、お試しになってみてください。
前菜にいただいた、ムール貝のクリームスープ。
優しい味で、控えめな量。
前菜の自家製テリーヌ。
旨味を固めた煮こごりといった感じ。
主菜のお魚。
塩を振ったシンプルな味付けのまぐろのグリル。
その下にはじゃがいもと丸ごとのにんにくがゴロゴロッと。
牛の内臓の煮物。
こってり、しっかりした味。
付け合せはお魚と同じく、じゃがいもとまるごとにんにく。
苺のシャーベットと苺のサラダ。
デザートの定番、クレーム ブリュレ(creme brulee)。
【雰囲気】
外観は、白を基調とした可愛らしい感じ。
また窓の構造などから、外からは店内が見えないようになっています。
店内に一歩足を踏み入れると、シンプルで上品な雰囲気。
白い壁に白い照明、真っ白なテーブルクロスと、清潔感に溢れています。
さらに、人当たりの優しいマダムが給仕を、また、厨房には2人の調理人の方がいらっしゃいました。