002 アリーグルのマルシェで
フランス パリからお届けする蚤の市レポート。
第2回はアリーグル広場の市場(Le marche d'Aligre)からお届けいたします。
この市場に30年間も通っているというアパートの大家さん(フィリップさん)が、私達を連れて行ってくださいました。
パリ、アリーグルの蚤の市にて。
木箱の中に、アンティークの懐中時計がゴロゴロ。
動くのかな?
【アリーグルに行くには】
アリーグル広場は、私達が住むバスティーユから歩いて10分程のところ、パリの12区にあります。
昔も今も活気あふれる庶民的なマルシェ(朝市)として、パリの人たちにも人気がある場所とのこと。
広場の横には常設の食品市場の建物があり、月曜日を除く毎日、朝(08:00~13:00)と夕方(15:30~19:30)に市場が開かれています。
また、その市場の向かいでは、小さな蚤の市が開かれています。
なお、最寄駅はメトロ(地下鉄)8号線のルドリュ ロラン(Ledru Rollin)。
そこから徒歩約5分になります。
親子で楽しむアリーグルの蚤の市。
ここでは蚤の市とマルシェ(朝市)が一緒に開かれる。
マルシェ(朝市)の野菜や果物はどれも新鮮そう!
【不思議がいっぱいの蚤の市】
アリーグルはとても小さな蚤の市ですが、いろいろな品物が売られています。
古着、古本、古い写真、食器、人形、おもちゃなど…。
ただし、どれも味のある(とても古そうな?)ものが多く、本当に使えるのかなと首を傾げてしまうものも…。
なお、私達を連れて行ってくださったアパートの大家さんは、60ユーロ(約8,400円)の古~い掛け時計を、40ユーロ(5,600円)に値切って買っていました。
また蚤の市の店主とは顔馴染みのようで、その後は延々とおしゃべり…。
私達のアパートの大家さんは、この時計を買って帰り、翌日「ちゃんと動いたよ!」と自慢げでした。
赤ちゃんに食べさせるためのスプーン。
古い写真やフィルム。
人が写ってるものほど価値があるとのこと。
【古き良きワインバー】
市場の裏手に、ワインの量り売りをする古いワインバーがありました。
市場が開いている時間に合わせて営業しているというこのお店、名前をル バロン ルージュ(Le Baron Rouge)といいます。
空になったワインのボトルを持って、樽に入った量り売りのワインを買いに来るお客さんや、買い物の途中(?)にカウンターで1杯飲みながらおしゃべりを楽しむ人たちなどで、とても賑わっていました。
少しのテーブル席とカウンターのみの小さなお店ですが、どのワインもお値段は安目のようです。
私達も買い物の途中に立ち寄って、赤ワインを1杯ご馳走になりました。
ワインバーの手書きのメニュー。
グラス1杯で2~3ユーロ(約280~420円)。
フランス パリのワインバーはこんな感じ。
気取った感じは微塵もなし…。
店員さんも飲みながらお仕事してます!
でも、手際が良くて、仕事が美しい。
ワインの量り売り。
自宅から持ってきたボトルに、大きな樽からワインを注いでもらいます。
さすがフランス!