2016年07月29日(金) 最善を尽くすだけ

今日はドライブをかねて、ロワールのぶどう畑を見に行くことに。
友人の友人が営んでいるワインの蔵元を見せてもらうことにしました。

なお、フランスのワインの蔵元(シャトー:chateau、ドメーヌ:domaine)なんて言うと聞いたところがいいけれど、その多くは小規模生産者。
ワイン農家とか、ぶどう農家と言った方が、実体に即していると僕は思います。

また、日本ではここ数年、6次産業なんて言い方をしますが(1次産業である農業や漁業、2次産業である製造業、3次産業であるサービス業の1、2、3を足した表現。農業や漁業を営む者が、商品の製造やその販売・サービスまでをも自ら行うこと)、そういう意味では、フランスのワイン農家やぶどう農家は、ずっと前から6次産業だったことになります。
空や大地の恵みを受けながら丹精にぶどうを育て、ワインを造る。
そして、心を込めてワインを楽しんでくださる人々へと届ける…。

「仮に、20歳からワイン造りを始めて60歳まで続けるとしても、ワインを造ることができるのは40回。誰かに勝とうというのではなく、毎回、自分の最善を尽くすだけだよ」

僕はフランスのぶどう畑を見るたびに、以前、ブルゴーニュ地方のワイン農家を訪ねた際に、そこのご主人がおっしゃったこの言葉を思い出します。

フランス ワイン ロワール
フランス、ロワール地方のワインの蔵元を訪ねる。
広々としたぶどう畑の中に、ポツンと佇む一軒家。
まさに、ワイン農家、ぶどう農家といった感じ。

フランス ワイン 蔵元
蔵元の前にあった古い井戸。
時の流れを感じさせます。

フランス ワイン 畑
広々としたぶどう畑と夏の空。
心地良い風が静かに渡っていきます。

フランス ワイン ぶどう
今年のぶどう。
どうか、美味しいワインになりますように…。

フランス ワイン ロワール
そして今夜も繰り広げられる、ロワールワインの夕べ。
今夜は赤ワインを中心に…。