2016年01月26日(火) シャルトル

シャルトル(Chartres)に行ってみました。

シャルトルはパリから南西に約80km。
電車で1時間ほどの距離です。

実は、数年前にもシャルトルを訪れたことはありましたが、その時は知人に連れられてノートルダム大聖堂とその周りをクルリと回った程度でした。
そのため、いい所だとは思いつつも、それほど印象に残る町ではありませんでした。

しかし今日は、この町をよく見るために訪れたので、時間をかけて歩き回ります。

なお、世界遺産に登録されているノートルダム大聖堂の歴史やその素晴らしさについてはガイドブックや他のWebサイトにお任せするとして、今日は僕が感じたことを3つお伝えしたいと思います。

1つめは、ノートルダム大聖堂の尖塔からの眺め。
塔の上から眺めるシャルトルの町並みや、地平線まで広がるボース(Beauce)平野は、とても美しいものでした。
遥か彼方までさえぎるものがない風景や、地平線から吹いてくる冬の風とその匂いに感動しました。

2つめは、旧市街地のお散歩。
昔ながらの家並みや石畳の細い路地、ウール(Eure)川に架かる橋などが、とても良い雰囲気でした。
往くあてもなく、石畳の小径を右へ左へと進むお散歩は、とても楽しいものでした。

3つめは、古いものと新しいものとの調和。
旧市街地から通り1本隔てると新しい町になりますが、町並みの作り方や見せ方に工夫が感じられたこと。
古いものと新しいものとは相反するのではなく、上手に調整しながら維持と発展を両立させているように見えました。

シャルトルのノートルダム大聖堂
シャルトルのノートルダム大聖堂。
向かって左側の尖塔、鐘楼まで登ることができます。

シャルトルのノートルダム大聖堂
鐘楼からの眺め。
遠く、地平線の彼方から吹いてくる風を感じて。

シャルトルの町並み
鐘楼から眺めるシャルトルの町並み。

ウール川沿いの風景
ウール川沿いの風景。

シャルトルの旧市街地
小径をお散歩。