2016年01月23日(土) 異なるニュアンス

こう寒いと、美味しいお酒でもクーッと飲みたくなりませんか。

なお、僕がこんな日に飲みたくなるのは、フランス南部、ローヌ地方(コート デュ ローヌ:Cotes du Rhone)のワインです。
四季折々、気候やお天気に合わせて飲みたくなるワインも変わりますが、ここ数日のように寒い日は、ローヌのワインが一番合うように思います。

さらに、そんな中でも、シャトーヌフ デュ パプ(Chateauneuf du Pape)の村で造られたワインともなれば上機嫌。
シャトーヌフ デュ パプは、ローヌ地方のワインの中でも歴史があり、かつ、最も優れたワインの1つとも言われているからです。

ただし、この村のワインの難しいのは、ワイン造りに使っても良いぶどうの品種が13種類もあること…。
13種類すべてを使う必要はありませんが、そのうちのどの品種を、どれくらいの割合で混ぜるかは、各蔵元(造り手)の考えによるからです。
そのため、出来上がるワインの味や香りも本当に多彩。
蔵元ごとに、異なるニュアンスを持っています。

そして、シャトーヌフ デュ パプのワインを開けるたびに、この蔵元のワインはどんな味と香りで楽しませてくれるのだろう…とワクワクしてしまいます。

Domaine de BEAURENARD Chateauneuf du Pape 2009
ドメーヌ ド ボールナー(Domaine de BEAURENARD)のシャトーヌフ デュ パプ、2009年。
自然の力を引き出すことに重きを置いてぶどうを育てるビオディナミと、伝統的な製法とを用いて造られた1本。