2015年11月07日(土) ホッとする味

昨日の夕方、長女を学校まで迎えにいった帰り道。
途中でトイレに行きたいという彼女…。
仕方なく、近くにあったカフェで、トイレを借りることにしました。

しかし、トイレを借りるだけでは申し訳ないと、お茶でもいただいていくことに。
注文したのは、ショコラ ショー(chocolat chaud:ホット チョコレート)を1つ。

しばらくしてテーブルに運ばれてきたのは、大きなグラスに注がれた熱々のショコラ ショー。
給仕さんは、そのグラスを私達の前に置くと、ストローを2本スッと投げ入れ、そしてウインクして見せました。

その様子に2人ともちょっと驚きましたが、それ以上に、それが小さなエンターテインメントみたいで、とても楽しい気分に。
2人で額を寄せながら、熱々のショコラ ショーをいただきました。

11月の初め、寒い日の夕方に飲むショコラ ショーは、ホッとする味…。
心も、身体も、温ったまります。

また、隣りのテーブルで新聞を読みながらコーヒーを飲んでいるおじいさんも、向こうのテーブルで1人ゆっくり過ごしているおばあさんも、皆んなこのひと時を楽しんでいらっしゃるご様子。
こういう、パリのカフェの雰囲気は、とても良いと思います。

私達がショコラ ショーを半分飲んだ頃、給仕さんがお皿にシュケット(Chouquette:あられ砂糖のかかったシュー菓子)を1つ乗せ、持ってきてくださいました。
そして、無言のままそれを長女の前に置くと、ふたたびウインク。
小さなプレゼントをいただいて、ますます楽しく、そして嬉しくなりました。

パリのカフェでいただく熱々のショコラ ショー
パリのカフェでいただく熱々のショコラ ショー。
大きなグラスにストローが2本…。

カフェのガラス窓に書かれたメニュー
カフェのガラス窓に書かれたメニュー。
プラ ドゥ ジュール(Plat du Jour:今日の定食)は12.50ユーロ(約1,680円)。

給仕さんにいただいたシュケット
給仕さんにいただいたシュケット。
メルシ~。