2004年12月21日(火) 冬至に降る雪

12月10日に帰国して以降、幾つものお役所を廻り、日本を留守にしていた間の様々な手続きを済ませました。
そして今日、ようやく故郷新潟に帰ることになりました。
新潟県小千谷市は10月下旬に発生した地震の震源地。
パリにいる時から震災の様子は聞いてはいましたが、その現場に行くとなると、いつもの帰郷とは心境が異なります。

東京駅から新幹線に乗り、新潟県の越後湯沢駅へ。
越後湯沢と言えば、川端康成の小説「雪国」の舞台。
そして文字通り、新幹線が長いトンネルを抜けると、そこは雪景色だったのです。

そしてここから先は現在復旧中の新幹線に代わって、バスでの移動になります。
新幹線で2つ先の駅、長岡駅までは約1時間半の道のり。
震災で路面がグニャグニャに波打った道路をゆっくりと進みます。

そして長岡駅でもう1度バスを乗り換えて約1時間。
いよいよ、小千谷へ…。

地震で倒壊したり、傾いたりしたお店が並ぶ商店街を見て、ただただ驚くばかり…。
夕方のお買い物の時間でありながら、町はひっそりと静まり返っています…。
そしてそこには、冷たい雪がシンシンと降っていました…。

フランス パリ 一時帰国
越後湯沢駅から長岡駅へと向かう代行バス。