2004年07月08日(木) パリのきのこ

今日は、マッシュルームについて。

先日、ご近所の方々と持ち寄りパーティーをした時のこと、たくさんのお料理の中に、生(なま)のマッシュルームがありました。
柄の部分を切り落とし、傘の部分を4つに切って、つまようじに刺しただけのマッシュルームが、お皿の上に並べられていました。
初めて見た時には「えっ! 生で食べるの?」と思いましたが、これがこれが、とても美味しいのです。
コリコリした食感と、口に広がるきのこの香り…。
いっぺんで虜になってしまいました。

それ以来、マルシェで新鮮なマッシュルームを買ってきては、塩の花(fleur de sel:フルール ド セル)をチョイとつけて、赤ワインとともに楽しんでいます。
ちょっと、マイブーム。

皆さまも新鮮なマッシュルームが手に入りましたら、是非、お試しになってみてください。
なお、新鮮なマッシュルームの見分け方は、傘の裏側の色が淡いベージュであること。
時間が経ち、鮮度が落ちるほど色が濃くなり、チョコレートからコーヒーへと変わっていきます。

ちなみに、マッシュルームのことをフランス語ではシャンピニオン ド パリ(champignon de Paris)と言います。
直訳したら「パリのきのこ」になりますが、その昔、パリの街を造る際に地下から石を切り出し、その石を使って建物や城壁などを造ったとのこと。
そして、石を切り出した跡の地下の空洞を利用して、マッシュルームを栽培したことがその名の由来なのだそうです。


フランス パリ きのこ
シャンピニオン ド パリ。