2004年02月17日(火) 緊張のひと時

メトロに乗っていた時のことです。

駅を出発しようと扉が閉まりかけた時、かなりお酒に酔った男性が、何やら独り言を言いながら身体で扉が閉まるのを阻んでそこを動こうとしません。
私達の座っているまさに目の前だったので、目が合って何かされたらどうしよう…と身体が固まりました。

東京でもあり得る話なのですが、パリのメトロはワンマンですし、ホームにも駅員さんはいません。
運転手さんが車内放送で促しても、その男性はなかなか動きません。
また、乗客達は皆、じっとしています。

結局、数分の後(本当は1分も経っていないかもしれませんが…)、その男性がフラフラとホームに降りて扉が閉まり、電車は何事もなかったかのように動き出しました。
薄暗いパリのメトロでの、緊張のひと時でした。
あ~、怖かった…。

フランス パリ メトロ
フランス パリのメトロ。