481 数字で見るフランスの生活

先日、フランスのテレビのニュースを見ていたら、フランスの国民生活白書(?)のようなデータを伝えていました。

フランスは日本以上に格差が大きい社会だと感じている今日この頃ですが、それでも、いろいろなものの「平均」がどれくらいなのかを知ることができて、興味深いものでした。

●1か月のお給料の平均は…2,000ユーロ
日本円に換算すると25万円くらいということになりますが、実生活では1ユーロ=100円くらいの感覚ですので、20万円くらいということになります。
なお、女性の平均はさらに低いようです。
また、当然たくさん稼いでいる人と、そうでない人がいるのでしょう。
しかし、ものすごくたくさん稼いでいる人は、税金が高いという理由から、フランス以外の国(ベルギーやスイス、イギリスなど…)に移ってしまうということが時々話題になります。

●1週間当たりの労働時間の平均は…39.15時間
10年前よりも30分長くなったそうです。
なお、少し前に「フランス人は、勤勉な印象のあるドイツ人よりも労働時間が長い…」というデータが発表され、話題になったことがありました(しかし、ドイツ人の方が、短時間に集中して仕事をするからという見方もありますが…)。

●住んでいるお家の広さの平均は…91平方メートル
これは25年ほど前の82平方メートルよりも広くなっています。
また、温水の普及など、居住環境も改善されてきているとのことでした。

●初婚の平均年齢は…30歳
50年前は24歳だったそうですから、フランスでも晩婚化が進んでいるのが分かります。

●フランスの大都市で1番空気が汚いのは…ニース、1番空気がきれいなのは…パリ
これはちょっと意外でした!(このデータ、間違いではないですよね…?)
ニースは、南フランスの地中海に面した街で、頭に思い浮かぶのは青い空と青い海、そして白い砂浜。
空気が汚れているような印象はまったくありませんでした。
大気汚染を防ぐための規制という意味では、地方の都市よりもパリの方が厳しいということなのかも知れません。

いかがでしたでしょうか。
また面白い情報がありましたらお伝えしたいと思います。