275 おっ、この味!

以前、当店の日記「今日のパリ」でもご紹介しましたフランスの冷凍食品のお店、ピカール(picard)。
いかにもフランスらしい前菜や主菜、デザートなどの他、お料理の材料となる切った野菜や魚介類、お肉などが豊富に揃っています。

その他にも、フランス以外の国、イタリアやトルコ、日本など、さまざまな国のお料理や食材もあるので、ピカールでお買い物をするだけで、毎日の食事の用意が簡単にできてしまいそう。
その上、食べる方としても飽きることがなく…。

しかし先日、このような状況が今のフランスにおいて、過言ではないとのお話を伺いました。
一説によると、フランスの家庭料理における約半分には、何らかの形で冷凍食品が使われているとのこと。
温めたり、焼いたりすればそのまま食べられるお料理から、お料理の材料として使われるものまでと、用い方はさまざまなようですが、すでに毎日の食生活には欠かせないものになっているそうです。

ピカールに限らず、街中のスーパーマーケットにもたくさんの冷凍食品が並んでいるところを見ると、「本当にそうなのかも知れない…」と思ってしまいます。
近い将来、フランスでは「○○と言えばこの味!」と、どこのご家庭でも同じ味のお料理を楽しむことになるかも知れません。
また、あるご家庭のお食事に招待されても、「おっ、この味、あれですね(ピカールですね)!?」なんてことにも…。

しかし、かくいう私達も、頻繁にピカールのお世話になっています。

ピカール(picard)