232 IKEAとフランス人

IKEA(イケア)というスウェーデンのデザイン家具・日用雑貨のお店が、先日日本にもオープンし、「さっそく行ってきたよ~。混んでいてお店に入るだけでも時間がかかったよ」と、友人からメールが来ました。

思わず、「ついに日本にもIKEAが上陸か~!」と、パリにいながらIKEAの出店を喜んでしまった私。
このIKEA、現在世界29カ国に進出し、フランスには18店舗、パリ近郊だけでも6店舗を構えます。

そして、フランスのどの家庭にも1つくらいはIKEAのものがあるのではないかと思うほど、私が訪れる家庭には必ずと言っていいほどIKEAのものがあります。

今借りているアパートも例外ではありません。
コップやゴミ箱、照明器具など、家具だけでなく、小さな雑貨までもがIKEAのもの。
しかし、どれもシンプルなデザインかつ使い易く、値段もお手頃とくれば、これだけ浸透しているのにも納得できます。

さて、先日から私が住み始めた部屋には、ベッドがまだありません。
私は日本人だし、布団の文化に慣れているから、床にマットレスを敷いて寝ることには何の違和感もありません。
けれどフランス人にとってはひどいことをしているという印象らしく、「早くIKEAに行かなきゃね」と、この部屋の家主は言います。
そう、「IKEAに行かなきゃ」=「ベッドを買わなきゃ」という意味なのです。
もう、ベッドはIKEAで買うものと決まっている様子…。

実は私、毎日の生活の中でIKEAのものを多用していながら、実際にお店に行ったことはまだ無く…。
「早くIKEAに行かなきゃね」の言葉に、いまからワクワクしています。

なお、IKEAのお店はパリの郊外にあるので、家主が車で行くことのできる日を調整しなければならず、まだ、お預け状態…。
私も早くIKEAに行ってみたいな~。