173 蚤の市の季節がやって来た

秋になり、パリには蚤の市の季節がやって来ました。
市内や近郊のあちらこちらで、毎週の様に蚤の市が開かれています。

さて、蚤の市と一口に言っても、いくつかの種類があるのをご存知でしょうか。

1つめは、アンティーク(antique)と呼ばれる古くて比較的高価な品物を集めた市。

蚤の市と言うよりも、骨董市と言った方がよいかも知れません。
どこかのお城や貴族の館などで、代々受け継がれて来たような美術品や工芸品、家具、絵画などが集められ、出品される市です。

2つめは、ブロカント(brocante)と呼ばれる種々雑多な品物が並ぶ市。

ちょっと古い、昔懐かしい日用品や生活雑貨などが並ぶ市です。
台所用品に手芸用品、スポーツ用品に文房具、古着(比較的質の良いもの)に農機具など、身の周りにあるさまざまな物のうち、年月を経ることによって多少なりとも価値の出た品物が集められています。

3つめはヴィド グルニエ(vide greniers)と呼ばれるもの。

各家庭の屋根裏部屋や物置などに眠っていた不用品を持ち寄って、道端に並べて売るフリーマーケットのようなものです。
ご家族総出、ご近所総出で楽しむような雰囲気があり、とても賑わいます。

なお、その他にも、古本の蚤の市、切手の蚤の市、工芸品(特に焼き物やガラス製品)の蚤の市など、特定の品物による蚤の市もあります。

皆さまがご旅行でパリにいらした時、お泊りのホテルの近くにある広場や、お出掛になった先の小径などで蚤の市が開かれているのを見かけましたら、ちょっと覘いて見てください。
もしかしたら、フランス旅行、パリ旅行の想い出の品になるような一品に出会うかも知れません。