130 これがホントの…

土曜日のお昼に、モンマルトル(Montmartre)に出かけました。

日差しが強く、暑いくらいの陽気ということもあって、地元の人や観光客でとても賑わっていました。
また、メトロの12号線、アベス(Abbesses)駅近くの広場では蚤の市も開かれていて、ちょっとしたお祭りのよう。

そして、ブラブラと蚤の市を覘いていた時のこと。
目に留まったのは、ピンクとブルーのカフェ オ レ ボウル2つ…。

しかし、それらは蚤の市のお店に並んでいたのではなく、すぐ側のカフェのテラスでお食事中だった、お客さんのテーブルの上に置いてあったのです。

そしてその中には、なみなみとカフェ オ レが注いであるらしく、文字通り、カフェ オ レ ボウルとして使われていました。

フランス パリの人が、ボウルでカフェ オ レを飲んでいるところを初めて見た私達。
何食わぬ顔をして、そろりそろりと近づきます。

すると、ボウルの縁にはいくつもの欠けがあり、しかも、ヒビまで入っています…。
パリジャン、パリジェンヌは、こんなに傷んだボウルでも、そのまま使ってしまうのですね。
しかも、カフェで、お客さんに!

すっかり、それらのカフェ オ レ ボウルに魅せられた私達。
迷わずそのカフェに入り、お昼ご飯をいただくことに。

そして、縁が欠け、ヒビの入ったカフェ オ レ ボウルに、なみなみとカフェ オ レを注いでもらって、心ゆくまで楽しみました。