若くしてファッションの世界に飛び込んだニコルさん。 それから十数年間、フランスの有名ブランドでオートクチュール(注文によって作られる一点物の服)やプレタポルテ(既製服)のデザインを手がけてきました。 「大きな企業の中でも、数年先を予測して新しいデザインを生み出していくのは、実はほんの数人の仕事なのよ。」とおっしゃるニコルさん。 そんな中に身を置いて、常に先を予測し、いままでに誰も見たことのないものをこの世に生み出していく作業は、本当に大変なのだとか…。 そんな仕事を続けてきたある日、「これからは、古いもの、消えゆくものを、この世に蘇らせる仕事をしよう!」と思い立ち、N.Villaret エヌ.ヴィラレを設立。 いままでとは正反対の方向に舵を切ったのだそうです。
現在、N.Villaret エヌ.ヴィラレのお店はパリに二店。 一つはクリエイターやデザイナーが多く住み、いつも活気に満ち溢れた町、オベルカンフ(Oberkampf)。 そしてもう一つは、パリの左岸、おしゃれなお店が軒を連ねるシェルシュ ミディ通り(rue du Cherche-Midi)にあります。 しかしそのいずれもが、一歩店内に入るととても静か。表通りの喧騒が嘘のように、ゆったりとした気持ちになります。 まるで、ここだけ時の流れがゆっくりになってしまったかのよう…。 N.Villaret エヌ.ヴィラレ(オベルカンフ店) 13 rue Oberkampf 75011 Paris N.Villaret エヌ.ヴィラレ(シェルシュ ミディ店) 20 rue du Cherche-Midi 75006 Paris
N.Villaret エヌ.ヴィラレの製品作りの出発点は、まず生地を作ることから。 フランスのアンティークの生地を少しずつ集め、そしてその風合いや色合いなどを参考にしながら、N.Villaret エヌ.ヴィラレ独自の生地をデザインし、作ります。 しかしそんなことができるのも、長年にわたってデザインの仕事を手がけてきたニコルさんだからこそ。 フランスの伝統的な品物が持つ雰囲気を現代(いま)に蘇らせるため、生地作りから始めてしまう徹底ぶりなのです。 そして、理想の生地が出来上がった後は、縫製へ。 手縫いの素朴さや温かさを生み出すために、工程の多くは手仕事で進められるのだとか。 製品作りに思いを込めるニコルさんのお話を伺った時、どこか日本の伝統工芸にも通じるような、そんな印象を受けました。 ●N.Villaret エヌ.ヴィラレの商品一覧ページへ
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