フランスの大手出版社に勤めていたイザベルさん。仕事を始めて7年ほど経った頃、このまま仕事を続けるか、それとも自分で会社を起こすか…ということを考えるようになりました。 実は、以前から自分で何か会社を起こしてみたいと思っていたそうですが、会社員として働くうちに自分でも物をデザインしてみたいという思いが強くなり、2005年に勤めていた会社を辞め、自分で創造する道へと思い切って進むことにしました。 なおソルボンヌ大学在学中は、カリグラフィーを学んだ彼女。 テキストとイメージ、アートとコミュニケーションなど、2つの異なるもののコンビネーションによる楽しさや素晴らしさに惹かれ、それを形にするような何かを自分で作ってみたいと考えるようになったのです。
アトリエはパリ郊外、ブーローニュの森近く。明るく、そして自然な雰囲気を感じさせる室内で、数名のスタッフと共に頑張っています。 私達がお邪魔した時、イザベルさんは小ざっぱりとした、行動的な服装で迎えてくださいました。 僕:「いつも、今日のような格好で仕事をしているのですか?」 イザベル:「そうね〜、だいだいこんな感じかしら」 僕:「腕に白いペンキが着いてますけど…?」 イザベル:「そうなの、さっき部屋の窓を塗った時に着けちゃって。アハハッ!」 お婆ちゃん、お母さん、そしてイザベルさんと、いずれもパリで生まれパリで育った生粋のパリジェンヌなのだそうですが、そのあっけらかんとした様子には、清々しさすら感じました。
イザベルさんの頭の中は新しいアイディアやイメージでいつもいっぱい。 普段からノートを持ち歩いていて、思いついたアイディアはすぐに書き留めるようにしているのだとか。 また、アイディアの源泉は、日常の生活の中から。 オーギュスティン(10歳)、リル(7歳)、パンプルネット(6歳)の3人姉妹のお母さんでもあるイザベルさんは、子ども達と接する中で新しいアイディアを得ることが多いそうです。 そのせいか、彼女が生み出す作品の多くは子ども向けのものであったり、子どもと親が楽しくコミュニケーションを図るためのもの。 さらに作品に使用している素材も、子どもや自然環境に優しいものばかり。 いずれの作品からも、母親としての彼女の優しさが感じられます。
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