大学で法律を学んでいたリオネルさん。勉学にいそしむ傍らで、ワインを扱うアルバイトもしていました。 そしてその中で、古くて上質なワインを味わう機会に何度か恵まれて、長い年月を経たワインが持つ、不思議な魅力に引き込まれるようになりました。 しかし卒業後は、フランスの大手通信会社に勤めることになった彼。 時はまさに情報化の時代。仕事はとても忙しく、世界を飛び回ることに。 なお世界のあちらこちらで美味しいものを食べたり、美味しいワインを飲んだりしているうちに、学生時代に経験した、古いワインが持つ不思議な魅力を思い出すことに…。 そして気がつけば、ワインの世界にすっかり魅せられて、自らの進む道をも変えることになりました。
1994年、リオネルさんはパリの5区、リヨネ通り(Rue des Lyonnais)にお店を構えます。17世紀に作られたカーヴに古いワインを並べたそのお店は、言わばワインの骨董屋さん。 しかも、特別なワインを探し求める通のお客様を対象に、予約制でお迎えしていたお店なのだとか。 そして10年後の2004年。同じパリの5区にあるモンターニュ サント ジュヌヴィエーブ通り(Rue de la Montagne Sainte Genevieve)の48番地にお店を移すことになります。 なおこの場所は、古いワイン好きにとっては伝説的な場所…。 とあるワイン貯蔵管理人が約50年に渡って、膨大な数のワインを保管していたカーヴがあったところです。 ワイン好きで有名なあのヘミングウェイも、ここを訪ねていたのだとか。 そしてそのカーヴを引き継いで、お店にしたのがリオネルさん。 ゆったりとした空間でお客様をお迎えし、また、探し求める一本を見つけ出し、そのワインについての詳しい説明や美味しく味わっていただくためのコツなどもお伝えしています。 なお、お店の名前はデ ヴィニス イリュストリビュス。 古いラテン語の本「DE VIRIS ILLUSTRIBUS URBIS ROMAE(ローマの有名な人物について)」のタイトルをもじって、「DE VINIS ILLVSTRIBVS(有名なワインについて)」にしてみたのだとか。 DE VINIS ILLVSTRIBVS 48 rue de la Montagne Sainte Genevieve 75005 Paris
リオネルさんが扱うワインの多くは、長い時の流れを経たもの…。 1世紀以上の時を経たものや、すでに蔵元がなくなってしまった幻のワイン、さらにはグレート ヴィンテージと呼ばれる年(ぶどうの作柄が大変に良かった収穫年)のワインまでと、実に様々なワインが揃っています。 なお中には、瓶のラベルが朽ちてしまったものもあるけれど、これはワインが常に湿度のある冷暗所に保管されていた証。 ワインそのもの(瓶の中身)にとっては、とても良い状態に置かれていたことになります。 リオネルさんは言います。 「ワインは農産物。だから出来の良い年もあれば、そうでない年もある。また造られた後も、正しく扱われてきたかどうかが大事。そしてそれらのことを(瓶の中身)をきちんと把握して、お客様に正直に伝えることが大切と…」。
英語ドメイン:fleur-de-coeur.com 日本語ドメイン:フルールドクール.com、フランスパリ.net Copyright (C) fleur de coeur. All rights reserved.