パッサージュ
フランス パリ フルール ド クール
パッサージュ
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パッサージュ

No.33
パリのパッサージュ

こんにちは、フルール ド クールの阿部桂太郎でございます。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。

さて今日は、パッサージュについてお話したいと思います。

この文章は、文化放送のデジタルラジオ番組「333DISCS 憩いのひととき」の「パリの街角」のコーナーで放送された内容(収録原稿)です。

皆さまは、パッサージュという言葉を聞いたことがありますでしょうか。

パッサージュとは、パリに今も残る、古い商店街のことです。
通路の天井がガラス張りになっている古いアーケードで、その多くは18世紀の後半に賑わったと言われています。
しかし時の流れと共に人々の注目は他の場所へと移り、現在は少しさびれた、寂しい感じの場所もあります。

なお現在パリには、20近いパッサージュが残っていると言われていますが、その多くはセーヌ河の右岸にあります。

もともとパリの街は、セーヌ河の中洲、シテ島から始まったと言われていて、そこから序所に、セーヌ河の両岸に街が広がって行ったようです。

そしてセーヌ河の左岸は、主に文化や学問の町としての役割を担い、またセーヌ河の右岸は、主に商業の町として栄えて行ったと言われています。
そのため現在でも、左岸には大学や高校などがたくさんあり、また右岸には、今日ご紹介しているパッサージュが多く残っているものと思われます。

そしてパッサージュの多くは、今も昔ながらの雰囲気を色濃く残しています。
なお私くしはパリに住んでまだ4年くらいですので、昔のパリの様子を知っているわけではないのですが、しかし、パッサージュの中を歩いていると、そこだけ時の流れが止まってしまったような、ちょっと昔に戻ってしまったような、そんな感じがいたします。

またガラス張りの天井から降り注ぐ日の光はとても柔らかく、どこか優しさすら感じさせます。
そして、そんな雰囲気が相まって、パッサージュを通る人の気持ちを穏やかにさせてくれるように思います。

なお、パッサージュの通路の幅は、狭いところでは3メートルくらい、広いところでも5メートルくらいだと思います。
そして通路の両側には、比較的小さなお店がたくさん並んでいます。

本屋さんや雑貨屋さん、おもちゃ屋さんにアンティークショップなど、とても可愛らしいお店が多いのです。

また中には、昔ながらのお料理を食べさせてくれる小さなレストランや、優雅な雰囲気のサロン ド テなどもありますが、私くしはまだ、入ったことがありません。

さらに、小さくて可愛らしいホテルもあり、いつもその前を通るたびに、ついついホテルの中を覗き込んでしまいます。
するとそこにも、ここだけ時の流れが止まってしまったような、穏やかな雰囲気が漂っています。

なお、皆さまもパリにいらした時、是非、パッサージュを訪ねてみてください。
そして、いにしえの、どこか懐かしいパリの雰囲気を味わっていただきたいと思います。

以上、今日はパリのパッサージュについて、少しだけお話をいたしました。



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