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No.32
フランスのセールス

こんにちは、フルール ド クールの阿部桂太郎でございます。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。

さて今日は、フランスの家庭を対象に行われているセールスについてお話したいと思います。

この文章は、文化放送のデジタルラジオ番組「333DISCS 憩いのひととき」の「パリの街角」のコーナーで放送された内容(収録原稿)です。

日本同様ここパリでも、一般の家庭を対象に、様々なセールスが行われています。

さて、我が家に来るセールスの中で、一番多いのは何だと思いますか。

それは、「お部屋の窓を二重ガラスにしませんか?」というものです。
月に2〜3回くらいだとは思いますが、セールスの電話がかかって来ます。

なお、パリに来たばかりの頃、最初にこのセールスを受けた時にはあまりピンとこなかったのですが、何年か住むにつれ、古いアパートが多く、また、冬が寒くて長いパリならではのセールスだな〜と納得してしまいました。

なお私くしはフランス語を十分に理解することができないので、電話の相手が何を言っているのか良く解りません。
しかし、話の中にいくつか知っている単語が含まれているので、それが「窓を二重ガラスにしませんか?」というセールスであることが解るのです。

そして、しばらく相手の話を聞いた後に、「あの〜、すみません、私くしはフランス語が良く解らないのです。あなたは英語をお話になりますか?」と訪ねると、一瞬、間を置いた後に、相手の方から電話を切ってしまいます。

なお、別にこれが、私くしなりのセールス撃退法というわけではないのですが、結果的に功を奏しているようです。

さて、二番目に多いセールスは何だと思いますか。

それは、今の時代を反映したもの…。
これも電話によるセールスですが、「ご利用中のインターネットの通信回線を、より速度の速いものに変えませんか?」というものです。

なお先方のお話を良く聞くと、通信回線の速度を速くすることの他に、「テレビや電話も一緒に契約しませんか?」ということも勧められているようです。

その仕組みについては良く解らないのですが、現在使用しているインターネット接続用の機械を見てみると、テレビや電話もつなぐことができるようになっています。
恐らく、勧められている契約を結べば、この機械を通じてテレビや電話も使用することができるようになるのでしょう。

しかし、先ほどの二重ガラスのセールスと同じように、「すみません、私くしはフランス語が良く解らないのですが…」という一言を伝えると、大抵の電話はそこで終わりになります。

さて、続いてのセールスは、各家庭を訪問して廻ってくるものです。
ある日突然、玄関のドアをノックして、「煙突の点検に参りました」とか、「湯沸器の点検に参りました」と言うものです。

なお、現在住んでいるアパートを借りる時に、「すでに管理会社との契約が結んであって、毎年6月頃に煙突や湯沸器の点検を受けることや、点検の日時については管理会社と調整してください」と、予め大家さんから伺っていたのです。

ところがそれとは全く異なる時期に、しかも知らない会社の方が突然訪ねて来て、「年に一度、点検を受けることが義務付けられているんですよ」なんておっしゃるのです。

最初のうちは、「あれ、契約している管理会社さんの予定が変更になったのかな?」とも思ったのですが、実は別の会社からのセールスだったのです。

なお、この種のセールスについては、私くしのようにフランス語やフランスの習慣を良く知らない者の方が、ひっかかり易いようです。

以上、今日はフランスのセールスについて、少しだけお話をいたしました。



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