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No.31
フランスでの出産

こんにちは、フルール ド クールの阿部桂太郎でございます。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。

さて今日は、私事で恐縮なのですが、先日、長女が生まれましたので、フランスでの出産について、私くしが驚いたことを4つお話したいと思います。

この文章は、文化放送のデジタルラジオ番組「333DISCS 憩いのひととき」の「パリの街角」のコーナーで放送された内容(収録原稿)です。

まず一つ目は、無痛分娩によって、とてもスムーズに産まれたということです。
無痛分娩とは、お母さんの身体に麻酔を打って、陣痛の痛みを和らげながら出産する方法のことです。

実は私も出産に立ち会ったのですが、家内が麻酔を打ってもらってから出産するまでの約2時間、とてもリラックスしていたことに驚きました。

それまで思い描いていた出産のイメージと言うと、もう痛そうで痛そうで、私などとても見ていることはできないと思っていましたが、無痛分娩での出産は本当に穏やかな、そしてゆったりとしたものでした。

普段、私達夫婦はバタバタとしていて、あまりゆっくりと話をすることもできないのですが、この時だけは、とてもゆったりとした気持ちで、楽しく話をすることができました。

また、出産の瞬間もとてもスムーズで、まさにポンッと生まれてきた感じでした。

さらに、お母さんの身体にとっても出産の負担が少ないらしく、産後の体調の回復も早かったように思います。

二つ目は、区役所への出生届の手続きを、病院の人が代行してくださることです。
家内はパリにある公立の病院で出産したのですが、公立の病院で出産した場合には、係りの人が各ベッドまで回って来て、区役所への出生届の手続きを代行してくださいます。
これは出産直後で、お父さんもお母さんも忙しい時期においては、とてもありがたいサービスだと思いました。

三つ目は、出産のためのお金がかからなかったことです。
出産前の検診の時などは、一旦はお財布からお金を払わなくてはなりませんが、その後、手続きをするれば、すべてのお金が戻ってきます。

また、出産そのものや入院中にかかる費用もなく、入院や分娩、医薬品や医療品、お母さんの食事や赤ちゃんのミルク、おしめなど、入院してから退院するまでの間、お金を払うことは一度もありませんでした。

そして四つ目は、退院後に助産師さんが家庭訪問をしてくださったことです。
退院後、最高で5日間、助産師さんが我が家を訪問してくださって、家内の産後のケアや赤ちゃんの様子を診てくださいます。
また、赤ちゃんの体調や扱い方について良く分からないことがあったとしても、その時にいろいろと伺うことができます。
そして何よりも、病院という設備の整った環境ではなく、自宅という生活の場において、生まれたばかりの赤ちゃんをどう扱ったらよいのかについて、いろいろとアドバイスをいただけるという意味で、とても心強いものでした。

以上、今日はフランスでの出産について、少しだけお話をいたしました。



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