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この文章は、文化放送のデジタルラジオ番組「333DISCS 憩いのひととき」の「パリの街角」のコーナーで放送された内容(収録原稿)です。 |
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皆さまは、普段、野菜スープをお飲みになりますでしょうか。
日本の食生活において、普段から野菜スープをお飲みになるという方は、案外少ないかも知れません。
しかしここフランスでは、この野菜スープがよく食卓に登場します。
またスープと言うと、食事の一番最初に飲むもの、という感じがするかも知れませんが、フランスのご家庭では、この野菜スープが食事の中心的な役割、要は、おかずになることもあります。
野菜スープとパン、それにチーズとワインという取り合わせで、立派な食事になるということです。
なお皆さまは、野菜スープと聞いて、どんな姿を想像なさいましたでしょうか。
ジャガイモやニンジン、タマネギなどがゴロゴロと入った、コンソメ味のスープを想像なさった方もいらっしゃるかも知れません。
しかし、フランスのご家庭で良く出される野菜スープは、蒸した野菜をミキサーなどでよく擦り下し、それを温めた、ドロリとした液状のスープです。
そして、どんな野菜を入れるのかによっても異なりますが、その多くは、野菜独特の香りがします。
さらに、その味付けは薄いことが多く、テーブルに置いてあるお塩や胡椒を使って、各自の好みで味付けをすることもあります。
なお、野菜スープが一般的な食事であるということは、フランスのスーパーマーケットに行っても分かります。
スーパーマーケットの棚には、インスタントやレトルトの、様々な野菜スープが並んでいるからです。
また先日、友人のお宅にお邪魔して夕ご飯をご馳走になった時にも、この野菜スープが出されました。
そして友人曰く、子どもの頃、特に冬には、毎日毎日食卓に野菜スープが上って嫌だった…言っていました。
しかし大人になった今でも、野菜スープは頻繁に飲んでいるそうです。
なお、この国において外国人である私くしにとっては、友人宅にお邪魔して夕ご飯をご馳走になる時、ちょっと気取った食事が出されるよりも、「今日は野菜スープしかないけど、いいかしら?」なんて言われる方が、より親近感を覚えて嬉しくなってしまいます。
以上、今日はフランスの野菜スープについて、少しだけお話をいたしました。
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