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この文章は、文化放送のデジタルラジオ番組「333DISCS 憩いのひととき」の「パリの街角」のコーナーで放送された内容(収録原稿)です。 |
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先ほどのシャンゼリゼ大通りのように、並木のある、道幅の広い道路には、「アヴニュ」と呼ばれるものが多いようです。あまり上手に発音することができなくてお恥ずかしいのですが、シャンゼリゼ大通りは、アヴニュ デ シャンゼリゼと呼ばれます。
またその他にも、比較的大きな通りに付けられるのが「ブルーヴァール」というもの。
英語で大通りを意味するブルーバードとよく似ていますので、語源が一緒なのかも知れませんね。
また、パリで最もよく使われるのが「リュ」という言葉です。
私くしが住むフォセ サン ジャック通りは、リュ デ フォセ サン ジャックといいます。
この「リュ」という言葉が、なになに通りという意味になります。
なお、ちょっと変わったものでは「ケ」と付く通り。
これには川岸とか河岸という意味があり、セーヌ河の川辺を走る通りに多く付けられています。
また個人的には、この「ケ」と付く通りが大好きです。ゆったりと流れるセーヌ河を見ながらお散歩するのはとても楽しいですし、また、何だかちょっと、ロマンチックな感じもします。二人で歩いたらとってもいいですし、また、一人で歩いても楽しいと思います。
続いては、「アンパス」と言われる通り。
これは袋小路とか、行き止まりになっている通りに付けられます。
そのほとんどは、細い路地のような道が多いのですが、先が行き止まりだと分かっていても、ついつい入ってみたくなるような場所が多いものです。まるで、子どもの頃に、知らない道を探検をしていた時のような気分になります。
最後は、「パッサージュ」と呼ばれる通り。
パッサージュとは、パリに現存する古い商店街のことで、その多くはガラス屋根に覆われた昔ながらの雰囲気を残しています。
ただし現在は、時の流れとともに寂れてしまった所も多く、中には人通りも少なくて、ちょっと寂しい感じの場所もあります。
なおその他にも、フランス語には通りや道を表す言葉がありますが、もしお時間がございましたら、皆様も辞書などで調べてみてください。
その語源や用い方などを知るのは、なかなか楽しいものです。またその言葉から通りの様子を想像し、空想の中で旅することもできそうです。
さらに、もしパリにいらっしゃる機会がございましたら、有名な大通りだけでなく、「ケ」や「アンパス」、「パッサージュ」など、細い小径や静かな裏通りなども、是非、お散歩していただきたいと思います。
以上、今日はフランスの通りや道に関する言葉について、少しだけお話をいたしました。
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