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この文章は、文化放送のデジタルラジオ番組「333DISCS 憩いのひととき」の「パリの街角」のコーナーで放送された内容(収録原稿)です。 |
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数年前のこと、初めてフランスに来た時に、アパートの部屋の暖房を見て、驚いたことがありました。
それは、窓辺に金属製のパイプがあって、その中にお湯が流れるスチーム式の暖房だったからです。
その旧式な雰囲気に「大丈夫かな〜」とちょっと心配になったり、パイプの通る壁の中から時々ポタポタと水の漏れる音がして、ドキドキしたものですが、これがなかなか暖かくて、その冬は快適に過ごすことができました。
なお、現在私くしが住んでいるアパートの部屋は電気の暖房になっています。
壁に電気式の暖房機が付いていて、スイッチをいれると少しずつ暖かくなります。
しかし、先ほどのスチーム暖房に比べたら暖かくはなく、また、電気代もかさむので、あまり好きではありません。
なお、私くしは使ってはおりませんが、部屋には暖炉もあって、ここで薪を焚きながら暖をとることもできるようです。
パリでは、冬の訪れとともに街中の雑貨屋さんの店先に薪の束が並びますので、現在でも暖炉で薪を焚いて、暖をとっていらっしゃるご家庭もあるようです。
さらに、パリからちょっと郊外に出たり、フランスの地方の町や村にでかけると、家々の煙突からは暖炉で薪を燃やす煙が立ち上り、またその匂いがあちかこちらから漂ってきます。
そしてこれが、とてもいい匂いで、私くしは、フランスの秋の風物詩のように思っています。
日本では、床暖房とか、石油ファンヒーターとか、一年を通じて使うことのできるエアコンなど、とても素晴らしい暖房機器があると思いますが、ここフランスは、ちょっと旧式な暖房が多いようです。
以上、今日はフランスの暖房について、少しだけお話をいたしました。
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