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No.10
日仏における色

こんにちは、フルール ド クールの阿部桂太郎でございます。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。

さて今日は、色についてお話したいと思います。
赤や青、白や黒という、あの色です。

この文章は、文化放送のデジタルラジオ番組「333DISCS 憩いのひととき」の「パリの街角」のコーナーで放送された内容(収録原稿)です。

私くしは仕事柄、デザイナーと呼ばれる方々にお会いすることがよくあります。
お洋服のデザイナーであったり、バッグのデザイナーであったり、インテリア用品のデザイナーであったりと様々です。

そしてまた、そのデザイナー達がデザインした作品もよく拝見します。

そして、そんな時に私くしが興味深く思うのは、彼らの作品に使われている色です。

もちろん、作品の形なども面白いものが多いのですが、こと色に関しては、形以上に美しいと感じることが多いのです。

そして、どんなふうにしたらこんなに美しい色を出すことができるのかとか、よくもこんなに美しい色の組み合わせを思いつくことができたなと、ただただ感心してしまいます。

なお、そんなことをきっかけとして、先日、日本とフランスの色の名前について、少しだけ調べてみました。

まず、日本独自の色の名前について調べてみたところ、藍色や桜色、桃色や山吹色など、植物から採ったものが多いことに気が付きました。また、鶯色や鳶色、鴇色など、鳥から採った名前も多いようです。

一方、フランスにおける色の名前を調べてみたところ、アプリコットやカシス、フランボワーズにシトロン、イチゴやマンダリン、オリーブにプルーンなど、果物や木の実から採った名前が多いことに気付きました。
そして、それらの名前を見ていたら、まるでパリのマルシェにでも立っているかのような気がしてきました。

またその他には、ラベンダーやリラ、ローズなど、お花から採った名前も多いように思いました。

なお、日本人の私くしにとって面白かったのは、もぐら色とか、カモメ色とか、カワウソ色というものです。
日本にも、ねずみ色なんていうのがありますが、最近はあまり使わないのでしょうか。

それから、日本とフランスの色に関するお話をもう一つ。
以前、フランス人の女の子と一緒にお絵描きをする機会があったのですが、その時、色について驚いたことが3つありました。

1つ目は、太陽の色。
日本では太陽の色を赤く塗ることが多いように思いますが、ここフランスでは、黄色に塗ることが多いようです。

また2つ目は、目の色。
私達日本人は、人間を描いて目の色を塗る時、黒を使うことが多いように思いますが、一緒にお絵描きをしたその女の子は、何のためらいもなく、青で塗っていました。
もちろん、これは当たり前のことですが、しかしこんなところにも文化の違いが出るのだな〜と実感したものです。

そして3つ目は、虹の色。
日本では、虹は七色(赤、橙、黄、緑、青、藍、紫)と言いますが、フランスでは六色(赤、橙、黄、緑、青、紫)で表現することが多いそうです。

日本とフランス、色についても様々な違いがあるようです。

以上、今日は色について、少しだけお話をいたしました。



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