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この文章は、文化放送のデジタルラジオ番組「333DISCS 憩いのひととき」の「パリの街角」のコーナーで放送された内容(収録原稿)です。 |
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実は私くし、オペラやバレエについては何も分かってはおりません。
ここパリに来て以来、バレエの好きの家内にくっついて、時々公演を観に行っているに過ぎません。
しかし、何度か出かけるうちにとても好きになり、最近では、観に行くことを楽しみにしています。
今日は、そんな素人の私くしの目から見た、3つの驚きについてお話したいと思います。
まず1つ目は、オペラやバレエが行われる時期についてです。
日本に住んでいた頃から、パリと言えばオペラやバレエが有名であることは知っていました。
しかしそれ故に、パリでは一年中、オペラやバレエの公演が行われているものと勝手に思い込んでいたのです。
しかし実際には、オペラやバレエの公演にも時期があり、それがちょうどこれからの季節、秋から翌年の春にかけてがそのピークであるということです。
2つ目の驚きは、オペラやバレエの、セットの素晴らしさについてです。
初めて公演を観たときに驚いたのは、舞台の大きさでした。ちょっと変な表現ですが、日本の一般的な住宅ならば何軒か建つのではないかと思えるような広さと高さがあったからです。
そしてそこに、非常に雰囲気のあるセットが組まれ、そこで公演が行われるということです。
この、非常に雰囲気のあるという意味は、精巧に、緻密に出来ているということではなく、舞台の背景に描かれた青空や白い雲も含めて、どこか夢のような、でも、いつかどこかで見たことがあるような、懐かしさを感じさせる雰囲気なのです。
そう、現実と夢の間のような雰囲気とでも申しましょうか…。
そして3つ目は、オペラやバレエを観に来ていらっしゃる方々の服装についてです。
オペラやバレエの公演を観に行くということは、ちょっと特別なことのように思っていたのですが、観に来ていらっしゃる方々の服装を拝見し、とても自然な、そしてさりげない服装の方が多いということに驚きました。
今日のために特別におめかしをしてきたという感じもなく、また、周りから見てどこか浮いているような服装をしている方もいらっしゃいません。
一般にドレスコードという言葉がありますが、ことオペラやバレエを観に来ていらっしゃる方々の服装について言えば、皆さんの中に暗黙の了解とも言えるドレスコードがあるかのような雰囲気なのです。
恐らくこれは、オペラやバレエを観るということが、私くしが想像する以上に身近なものになっているということなのかも知れません。
周りの雰囲気を損なわないための、服装についてのエチケットを、皆さんが身につけていらっしゃるような感じなのです。
そういう意味では、私くしも皆さんの服装を拝見し、そのさりげないオシャレを学びたいと、いつも思っています。
今日は、素人の目から見た、オペラやバレエの公演についてのお話でした。
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