パリ アパート
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No.01
パリのアパート(アパルトマン) その1

こんにちは、フルール ド クールの阿部桂太郎でございます。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

さて今日は、パリのアパートについてお話したいと思います。

この文章は、文化放送のデジタルラジオ番組「333DISCS 憩いのひととき」の「パリの街角」のコーナーで放送された内容(収録原稿)です。

私はパリに来て約3年半になりますけれども、すでに6回の引越を経験しました。
そして、引越しのたびに候補になる物件をいくつか見て回ったり、また最近では、友人や知人のアパートにお邪魔することも多くなりました。

今日はそんな中で、驚いたことについて、4つ、お話したいと思います。

まず初めは、アパートの築年数についてです。

日本のアパートは、比較的築年数の新しいものが多いように思います。
逆に言えば、築30年とか築50年というアパートがあったりしますと、ちょっと借りるのをためらってしまうのではないでしょうか。

しかしここパリでは、もっともっと古いアパートもあるようです。
以前に私が住んでいたアパートは、建物の一部が14世紀のものだと伺ったことがありました。またそのことが、アパートの大家さんの自慢話でもありました。

続いては、通りに面したアパートのドアについてです。

アパートの敷地に入るドアは、非常に大きくて、分厚くて、そしてどっしりと重いものが多いように思います。
また、このドアが大きくてどっしりとしていることが、そのアパートの格を表すような印象も受けます。
日本でも「門構えが立派なお家」という言い方をすると思いますが、ここパリでも、同じことが言えるのかも知れません。

なお、ドアを開ける時には、少し体重をかけながら、押し開けるような感じになります。
ですので、たくさんのお買い物をして両手いっぱいに荷物を持ち、アパートに帰ってきた時などには、開けるのが大変です。
また、同じアパートに住む小さな子どもさんが、ドアを押し開けている様子を見かけますと、ちょっと心配になってしまいます。

3つ目はアパートの階についてです。1階、2階という、あの階ですね。

日本では建物の階を表すとき、下から順に1階、2階、3階というふうに呼びますが、ここパリでは地上階、そして1階、2階、3階というふうに呼びます。
ですので、パリでいう1階というのは、日本でいう2階のことになります。
また、パリでいう2階は、日本でいう3階に相当します。
私も初めてパリに来た頃には、なかなかこのことに慣れませんでした。

そして4つ目は、アパートの階段についてです。

パリのアパートの階段は、木でできた、楕円形の螺旋階段が多いように思います。
また、日本のアパートの階段に比べますと、もう少し、傾斜が急な感じがいたします。
さらに、古い階段が多いので、階段の中央部分、人々が頻繁に上り下りする部分は、木の板が磨り減っていたり、上り下りの度にギシギシときしんで音を立てたりします。

なお、アパートの中にはエレベーターの付いているところもありますが、決して多くはないようです。
また、見るからに古ぼけたエレベーターが多いので、乗っている途中で止まってしまったり、落ちたりしないかと、ちょっと心配になってしまいます。

以上、今日はパリのアパートの築年数やアパートの敷地に入ったところ、階段などについてお話いたしました。

また次回は、パリのアパートのお部屋の中の様子について、お話したいと思います。
どうぞ、お楽しみに。



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