007 いとしのトライアングル1/2

今回は、2回続けてクリニャンクールの蚤の市からお伝えいたします。
まずは、クリニャンクールの中でも私達2人が大好きなヴェルネゾン(VERNAISON)地区についてご紹介いたします。

クリニャンクール
ヴェルネゾンへの入り口。
青い看板の下をくぐって、宝探しの始まりです。

【いとしのトライアングル(三角地帯)】

クリニャンクールの中がいくつかの地区に分かれていることは以前にもご紹介いたしましたが、今日はその中でも私達2人が大好きな地区、ヴェルネゾンをご紹介いたします。

ヴェルネゾンは、メトロ(地下鉄)4号線の終点、ポルト ド クリニャンクール駅から蚤の市に向かって1番手前に位置する、三角形の地区です。

入り口は大小いくつかありますが、ロジエ通りにあるVERNAISONの青い看板をくぐって入るのが一番判りやすいと思います。

クリニャンクール
いとしのトライアングル(三角地帯)。
迷子になっても気にせずに。
いつかは外に抜けられます(?)。

クリニャンクール
小さなお店が軒を連ねるヴェルネゾン。
その間を網の目のように小径が伸びています。

クリニャンクール
キッチン雑貨いろいろ。
棚の中の品物を順番に見ていくだけでも時間がかかります。

【迷路の中での宝探し】

ヴェルネゾンには小さなお店がたくさん軒を連ねており、その間を細い路地が網の目のように伸びています。

また、地区全体が三角形になっているせいで、お店を見て回っているうちに方向感覚を失ってしまうのです。
そう、まるで迷路の中を右往左往しながらお店を巡る感じです。

でも、これが楽しいのです。
「あれ、ここ、さっき来たよね?」、「おっ、今度はこんなところに出たよ」、「あれ、こっちの路地はまだ行ってないよね?」といった具合。

普段お買い物をする時に迷子になるのは嫌なものですが、ヴェルネゾンだけは特別です。
迷子になることを楽しみながらお買い物ができるなんて、世界でここだけかも 。

でも、気になるものを見つけた後に「他のお店も見てから買いに来よう」と思っても、なかなか戻ってこれないのが悩みの種なのです…。

クリニャンクール
上品なご婦人が売っていたキッチン用品。
品物も上品なものでした。

クリニャンクール
無造作に棚に詰め込まれたホーロー製品の数々。
不用意に触ると崩れそうです!

クリニャンクール
かごにいれられた細かな品物。
写真中央の青いガラス製の瓶が気になりました。

【はぁ~、ヴェルネゾンは宝の山よ~】

ヴェルネゾンには小さな小さなお店がたくさん集まっていて、それぞれのお店の中にぎっしりと宝物が詰まっています。

お店の壁全面、天井から床までぎっしりと商品が並べられていたり、床に置かれたダンボール箱の中に無雑作にものが入れてあったり、はたまた絶妙なバランスを保ってうず高く商品が積まれていたり…(これは触るのが難しい。不用意に触ると宝の山が雪崩れを起こします!)。

そして、これらの商品をじっくりと眺めながら、気になるものを探して回ります。
なお、気になるものを見つけたら迷うことなくお値段の交渉に入るか、またはダンボール箱の下の方にそっと隠しておいて次のお店に進みます。
でも、お店や宝物の場所をしっかりと覚えておかないと、後で戻ってこれなくなりますよ~!

クリニャンクール
船具の専門店。
ヨットや船の模型のほか、実際に海中から引き上げられたお宝なども並んでいました。

クリニャンクール
キッチン用品いろいろ。
天井から床までギッシリと品物が詰め込まれています。

クリニャンクール
写真中央左側の、きれいなマッチ入れが気になりました。