017 ハーブポテト

私は、じゃがいもと言えばじゃがバターのようなシンプルな食べ方が大好きなのですが、今回のレシピもシンプルで美味しいおすすめの一品です。
ローズマリーとにんにくの香りがじゃがいもにしっかり浸み込んで、驚くほど簡単なのに、少しひねりのある味に仕上がっています。
冷えた白ワインとも相性抜群なので、お酒がお好きな方は、是非これをおつまみにしてはいかがでしょうか?
また付け合わせとしても主菜の味を邪魔しないので、お肉料理やお魚料理とも相性バッチリです。

ハーブポテト
ハーブポテト(pomme de terre fondantes croustillantes)。
外側はカリッと香ばしく、中はホクホク。
ローズマリーとにんにくの香りがたまりません。

【材料:4人分】

材料
材料はじゃがいも、にんにく、ローズマリー、バター、オリーブオイル、塩、こしょう。
フレッシュなローズマリーは刻んで加えると香りがよく出ます。
香りを楽しむだけならドライハーブの方が向いていますが、口に入っても美味しいのは、断然フレッシュハーブの方。

【手順】

  1. じゃがいもを縦に、4等分から6等分にする(じゃがいもの大きさによって好みの大きさに切りそろえてください)。
  2. ひたひたに水を加え、ローズマリー、スライスしたにんにく、塩、バター、オリーブオイルを入れて強火にかける。
  3. 水気が飛ぶまで強火で、最後は中火で両面がカリッとするまで火を通す。

じゃがいも
じゃがいもの形や大きさに応じて、お好みの大きさに切ってください。

焼く
きれいに並べて置くと、後でひっくり返す時にラクです。

焼く
ふたをせず、火にかけます。
ゆっくりと水気が飛ぶ間にじゃがいもが柔らかく煮え、残った油分で外側がカラッと仕上がります。

【あやこのコメント】

じゃがいもを切ったら、後はすべてをフライパンに入れて火にかけるだけ。
フライドポテトのようにカリッとして、中はしっとりハーブ風味。
この基本のレシピを元にお好きなハーブに変えてみたり、出来上がってから、カレー粉や、チリパウダーなどピリッとするスパイスをまぶすのもお勧めです。
ご自分のアレンジを楽しんでみてください。
ボナペティ!

太田シェフ
ポム ド テール(pomme de terre)とはじゃがいも、また、フォンダン(fondantes)とはとろける様な~、そして、クルスティヨント(croustillantes)はカリカリしたの意味。
外側はカリッと、中はとろける様に柔らかい、そんな食感が楽しめるじゃがいものお料理です。

【ごあいさつ】

太田 亜矢子(おおた あやこ)1976年、アメリカ生まれ。
皆さま、こんにちは。
昨年、パリの料理学校の製菓コースを卒業し、現在はパティシエとしてレストランに勤務しています。
料理がメインのこのコラムですが、時にはパリらしさ一杯の素敵なお菓子もアップしていきます。
また、作ってみたい料理やお菓子などがございましたら、ぜひリクエストを!
さらに今年は、新しい企画もご用意いたしておりますので、パリに遊びにいらっしゃる際は、ぜひご一報いただければと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。