001 タブーレ

私がタブーレを初めて食べたのはパリに来てから…。
もともとは中近東のお料理ですが、すでにパリでも定番のお惣菜になっています。
クスクスと呼ばれる粒状のパスタを使っているので、クスクスの量を増やせば立派なお食事に、また、クスクスの量を減らして野菜を多くすれば、爽やかな夏向きのサラダになります。
なお、調理に際しての細かな決まりはありません。
お好きな夏野菜を入れて、どんどんご自分流にアレンジしてください。

タブーレ
タブーレ。
フランスの代表的なお惣菜の1つ。

【材料:2人分】

クスクス
クスクス。
パリでは1kgを1~2ユーロで購入することができます。

マッシュルーム、トマトと赤ピーマン、たまねぎ
生のマッシュルーム、トマトと赤ピーマン、たまねぎを刻みます。

イタリアンパセリ、ミント
イタリアンパセリとミントは、葉を1枚1枚摘み取ります。

レモン果汁、オリーブオイル
レモン果汁とオリーブオイル。
今回はレモン風味のオリーブオイルも入れてみました。

【手順】

  1. ボールにクスクスを入れ、1カップ半の熱湯をかけて蒸らします。5分程したら、熱いうちにオリーブオイル大さじ2(材料の分量外)をかけて、よく混ぜます。
  2. パセリとミントは葉の部分だけを粗いみじん切りにします。また、たまねぎはしっかりとみじん切りに、トマト、マッシュルーム、赤ピーマンは角切りにします。
  3. 冷ました1と2、オリーブオイル、レモン果汁を混ぜれば出来上がり!

塩、こしょうで味を調えましょう。
また、オリーブオイル、レモン果汁もお好みで量を調整してください。
味見は大切です。

クスクス
クスクスは少し硬めに蒸らします。

レモン果汁
あれ? 手順が前後しています…。ごめんなさい。

材料の野菜
野菜を入れ、よく混ぜます。

イタリアンパセリ、ミント
刻んだイタリアンパセリとミントの葉を混ぜます。

タブーレ
タブーレの完成です!

【あやこのコメント】

先日、友人とヴァンセンヌの森にピクニックに行きました。
そこでタブーレを出したらみんな大喜び!
簡単なのに大好評な上、お酒もどんどん進みます。
タブーレは、よく冷して召し上がれ。
なすやきゅうりなどの夏野菜とも良く合うので、材料にこだわらず、オリジナルなタブーレを作ってみてください。
ボナペティ!

なお、実際にお作りになった時のご感想やお写真をお寄せください。
このページでご紹介させていただきます。
また、材料がお近くで手に入らない、作り方で分からないところがあるなど、お問い合せもお気軽にどうぞ。

混ぜる
冷蔵庫で保存すると3~4日は美味しくいただけます。

味見
味見をしながら、お好みのタブーレに仕上げてください。

【お便り】

●アメリカにお住まいのS.N.様より
はじめまして。
パリが大好きな(まだ3回しか訪れたことがありませんが)、アメリカ在住のS.N.と申します。
毎回メールマガジンを楽しく読ませていただいています。
先週の週末にお友達2カップルをLunchに招待したのですが、その時にクスクスのサラダ、タブーレを作ってみました。
とってもおいしくて、ゲストにも大好評!
その上、作るのが簡単だし。
あやこさん、美味しいレシピ、どうもありがとうございました。
掲載されている他のレシピも試してみたいと思います。

【シェフのご紹介】

●ごあいさつ
はじめまして、太田亜矢子です。
みなさんが笑顔になれるレシピを目指して、日々研究中です。
まだまだ修行中の身ですが、宜しくお願いいたします!

●プロフィール
太田 亜矢子(おおた あやこ)。
1976年、アメリカ生まれ。
大学を卒業後、派遣社員として勤務する傍ら、アルバイトでカフェ、レストラン、バー、居酒屋などで経験を積む。
現在、フランス パリにて料理の修行中。